塩ビ管水鉄砲とは?

塩ビ管水鉄砲は、水道管に使われている塩化ビニール製のパイプ(通称「塩ビ管」)を利用して作る手づくりの水鉄砲です。

作動原理は、竹製の水鉄砲と同じでピストンを引くことで水の発射口からシリンダー内に水を取り込み、ピストンを押しこむことで射出口から水が押し出されます。


この方式は“シリンジ式”と呼ばれています。
シンプルな構造で目詰まりしづらく、直接押し出すため飛距離がでるため、市販の水鉄砲の中でも人気が高まりつつある方式です。

作りやすい手づくり水鉄砲
手作りの水鉄砲としてポピュラーなのは竹製の水鉄砲ですが、竹は自然素材のため、材料を調達したり加工するのが結構大変です。

一方で塩ビパイプは工業製品なのでサイズや品質が一定で水鉄砲づくりが比較的容易です。
- 材料をホームセンターで購入できる
- サイズ・品質が一定なので作りやすい
- 動作が安定している
- 腐らない
塩ビ管は竹と違い腐ることはありませんし、市販のポンプ式や圧縮式の水鉄砲のようにわれてしまったり、目詰まりもほとんどありません。そのため、ワンシーズン限りの使い捨てではなく毎年使い続けることができるのが特徴です。



塩ビ管水鉄砲のつくりかた

塩ビ管水鉄砲は、水道管に使われる塩化ビニール製のパイプを使って作ります。
“水道管”ときくと一般には簡単に手に入らないもののように感じるかもしれませが、実はたいていのホームセンターで販売されています。
価格も1mあたり数百円で販売されているとても入手性の高い材料です。

塩ビ管で水鉄砲を作るには、塩ビカッターや電動ドリルを使って切ったり穴を開けたりします。
組み立てには塩ビ専用接着剤などを使用します。
慣れれば1個あたり10分くらいでできてしまいます。作り方がわかっていれば、DIY初心者でも割と簡単な作業です。

塩ビ管水鉄砲は、そのままではグレーの塩ビの地の色のままです。これでは、まさに“水道管”そのものです。これではせっかく作ったのにもったいない!
スプレー塗装することで「水道管とは思えない」スペシャルな仕上がりになります。
塗装はスプレー塗料を使って行います。

配色や文字、パターンの違いで、印象が全く違います。
人それぞれのオリジナルの水鉄砲が出来上がります。

塩ビ管水鉄砲は、塩ビパイプ部品を組み合わせることで、シンプルなものから本物の銃のような形にカスタマイズすることができます。


つくりかたを知るには?
塩ビ管水鉄砲の作り方は、こちらのページにまとめています。

また、毎年夏休み期間中には東京都府中市にて作り方教室(ワークショップ)を開催しています。



