塩ビ管水鉄砲をつくるためには組立前に塩ビ管や継手(つぎて)などを切断したり、穴けする必要があります。そのために次のような工具が必要になります。このページでは使用する工具について解説したいと思います。
- 塩ビカッター
- 電動ドリル
- リーマー(ノガバー)
- 金ヤスリ
塩ビカッター
塩ビ管は木工用のこぎりや塩ビ用のこぎりでも切断することができますが、“塩ビカッター”という専用の工具がおすすめです。
のこぎりに比べて、すばやく、きれいにカットすることができます。
“塩ビカッター”は、はさみのようにはさんで塩ビ管を切断します。握るごとに「カチッ、カチッ、カチッ」と少しずつ刃がが進んでいくので、指を挟んでけがをする危険性がほとんどありません。
持ち手が大きければ大きいほどテコの原理が効くので握力が小さくて済みます。女性や子供には大きめのものがおすすめです。
↑VP30パイプがカットできるこのサイズがおすすめです。
電動ドリル
塩ビ管水鉄砲の水が出る穴は電動ドリルで開けます。塩ビ管は柔らかいので電動ドリルは2~3千円程度の安価なものでも十分です。
なお手回しドリル、キリ、釘などでも穴をあけることができますが、太い穴をあけるのには時間と力が必要になりますし、きれいな穴を開けられないので、おすすめしません。
電動ドリルに取り付けるドリル部分(ドリルビット)は木工用・樹脂用のものを使います。ドリルの直径は3.5㎜~4.5㎜がちょうどよいです。
穴径が大きければ大きいほど一度に射出できる水が多くなり、水の吸引にも力が要らなくなります。力がない未就学児は穴径が大きめの方が良いです。
リーマ(ノガバー)
パイプの切断面の角を取ることを「面取り」といいます。
塩ビ管水鉄砲では、シリンダーにパッキンを挿入しやすくするためにパイプの面取りをします。
パイプの面取りをするには“リーマ”という工具を使います。
切断面にリーマ(ノガバー)を当てて回すことで角を削ることができます。
“パイプ用のリーマ”と言うと↓のようなタイプが一般的なのですが、柔らかい塩ビ管の面取りならば↑のようなタイプが最適です。切り口がきれいで素早く面取りができます。
金ヤスリ
金ヤスリはキャップを削るのに使います。
メーカによってはキャップの表面に型番やバリが飛び出している場合があり、削らないとシリンダーに挿入できない場合があるからです。
特にどんなものでも構わないのですが、平型で小さすぎないモノがいいでしょう。
ここまでご紹介した工具をすべて購入すると7~8千円くらいになります。
これからたくさん製作される方は購入した方がいいのですが、1個か2個しか作らないという方向けに塩ビ管水鉄砲ねっとでは、加工済みですぐ組立できる材料セットを販売しておりますので是非ご活用下さい。
パイプはカット済み、穴あけ加工済みで、Oリングや専用接着剤など必要なものがすべて入っているので、材料を買いまわったりする必要がありません。
工具不要で届いたらすぐに水鉄砲が組み立てられます。
ネットショップでは「材料セット」や「つくりかたテキスト(PDF)」を販売しています!!
材料セットを使用した組み立て方法はYoutubeでも公開しております。
なお、材料の加工作業の一部は福祉作業所に発注しております。皆様のご購入により障がい者雇用が生まれますので是非ご活用下さい。
夏休みには毎年、東京府中市にて塩ビ管水鉄砲をつくるワークショップを開催しております。組立~塗装まで親子で参加できますよ♪
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